3級商業簿記 2.1 期中取引 仕訳と転記

今回より、期中の取引について執筆していきます。

はじめは、帳簿の基本となる仕訳・転記についてです。

 

仕訳・転記とは何か

・仕訳・・・ 会計上の取引を勘定科目にて分類し、仕訳帳にまとめることをいう。

・勘定科目・・・ 資産・負債・純資産・収益・費用の項目をわかりやすく科目分類したもの。

・転記・・・ 仕訳帳に記載した項目を、勘定科目ごとに総勘定元帳に転記すること。

 

 

仕訳帳・総勘定元帳とは

 仕訳帳:毎日の取引を日付順に記録する帳簿を指す。

 総勘定元帳:仕訳帳の記録を勘定科目ごとに転記した帳簿を指す。

 仕訳帳と総勘定元帳は下記のような構成となっている。
 元帳ページ1が仕訳帳、2〜4が総勘定元帳である。

​ 

仕訳帳・総勘定元帳のつけ方(上記の見本を参照)

A 仕訳帳

・日付の欄には取引があった日を記載。

・ 帳簿のページをまたぐときは、ページ上部の摘要に「前ページ」より、 ページ下部の摘要に「次ページ」へと記載。 

・ 勘定科目の記載は1行に1つずつ記載する。また、借方・貸方 それぞれにて複数の勘定科目がある場合は勘定科目上部に「諸口」と記載する。

・ 仕訳帳をつけた後、取引内容を簡潔に記載する。この内容のことを「小書き」という。

・借方には資産・費用の勘定科目、貸方には負債・純資産・収益の 勘定科目を記載する。

・ 元帳の部分には、総勘定元帳のページ数を記載する。

 

B 総勘定元帳

・仕訳帳より、勘定科目と金額を転記する。
 左側:借方科目
  右側:貸方科目

・ 勘定科目が複数ある場合は、勘定科目の欄は「諸口」と記載する。

 

以上、仕訳と転記についてでした。 

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