2級工業簿記 2.5.3 個別原価計算 部門別原価計算について

本日は、部門別原価計算について、説明していきます。

 

部門別原価計算とは

部門別原価計算

部門ごとに基準を定め、原価計算を行うこと。
主に、製造間接費を配賦する際に用いられる。

部門別原価計算の目的

製造間接費を部門ごとに、合理的な配賦基準をもとに配賦する。
→製造間接費を部門ごとに適切な配賦ができる。

例えば、機械による自動作業が中心の部門と、作業員の手作業が中心の部門があるとする。

部門別原価計算を採用せず、一般的な個別原価計算を採用した場合。

製造間接費は基本直接作業時間をもとに配賦するため、適切な基準で配賦できない部門が発生する。

 

部門別原価計算を採用した場合。

部門ごとに適切な配賦基準を定めて、製造間接費を配賦することができる。

部門別原価計算の採用の有無による特徴

 

部門の種類

部門は主に、製造部門と補助部門に分けられる。

製造部門

製造に直接携わる部門をいう。

補助部門

設備機器修繕など、製造部門の補助を行う部門をいう。
補助部門は製造には直接関わらない。 

 

以上、部門別原価計算の基本を取り上げました。

記事カテゴリー
2級工業簿記 
bokikouzaをフォローする
簿記講座.com

コメント

タイトルとURLをコピーしました