本日は、部門別原価計算について、説明していきます。
部門別原価計算とは
部門別原価計算
部門ごとに基準を定め、原価計算を行うこと。
主に、製造間接費を配賦する際に用いられる。
部門別原価計算の目的
製造間接費を部門ごとに、合理的な配賦基準をもとに配賦する。
→製造間接費を部門ごとに適切な配賦ができる。
例えば、機械による自動作業が中心の部門と、作業員の手作業が中心の部門があるとする。
部門別原価計算を採用せず、一般的な個別原価計算を採用した場合。
製造間接費は基本直接作業時間をもとに配賦するため、適切な基準で配賦できない部門が発生する。
部門別原価計算を採用した場合。
部門ごとに適切な配賦基準を定めて、製造間接費を配賦することができる。
部門別原価計算の採用の有無による特徴
部門の種類
部門は主に、製造部門と補助部門に分けられる。
製造部門
製造に直接携わる部門をいう。
補助部門
設備機器修繕など、製造部門の補助を行う部門をいう。
補助部門は製造には直接関わらない。
以上、部門別原価計算の基本を取り上げました。
コメント