3級商業簿記 3.1.6 決算(個人商店) 帳簿の締め切り、貸借対照表・損益計算書・精算表の作成

本日は、下記項目について執筆していきます。

・帳簿の締め切り

・貸借対照表・損益計算書・精算表の作成

 

費用・収益の勘定の締め切り

費用・収益の勘定は、下記例のように締め切る。

また、締め切り後、損益勘定へ転記する。

※ 総勘定元帳は、決算整理後である

 

資産・負債・純資産の勘定の締め切り

資産・負債・純資産の勘定は、下記例のように締め切る。

※ 総勘定元帳は、決算整理後である。

 

貸借対照表・損益計算書の作成

貸借対照表の作成手順

1 決算整理後の元帳残高・残高試算表などをもとに作成する。

2 貸倒引当金・減価償却累計額は貸方残高であるが、評価勘定のため、控除形式にて記載する。

3 繰越商品は「商品」と表示する。

 

損益計算書の作成手順

1 決算整理後の元帳残高・残高試算表などをもとに作成する。

2 仕入は売上に対する原価であるため「売上原価」と記載する。
 
決算整理後残高試算表の金額をもとに作成した、貸借対照表と損益計算書の例を下記に示す。

 

決算整理表前残高試算表(左)と決算整理後残高試算表(右)

勘定式の貸借対照表(左)と損益計算書(右)

  

精算表とは

精算表

決算手続きに必要な項目を1つにまとめたもの。

精算表を作成する目的は、財務諸表の作成ミスを防ぐためである。

よって、貸借対照表・損益計算書などの作成前に作るものである。

精算表には、6桁精算表・8桁精算表・10桁精算表がある。

日商簿記では、8桁精算表が出題されることが多い。

 

それぞれの精算表を下記に示す。

6桁精算表

決算整理前残高試算表(残高試算表)・貸借対照表・損益計算表の項目を1つにまとめたもの

 

8桁精算表

6桁精算表の項目+決算整理仕訳項目(修正仕訳)を1つにまとめたもの。

 

10桁精算表

8桁精算表の項目+修正後残高試算表(決算整理後残高試算表)を1つにまとめたもの。

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