3級商業簿記 3.1.5 決算(個人商店) 決算整理仕訳(費用・収益の見越・繰延)

本日は、決算整理仕訳のうち、費用と収益の見越・繰延について、執筆していきます。

(費用・収益の)見越・繰延とは

(費用・収益の)見越

まだ発生していない費用・収益を、当期に発生したものとみなし、計上すること。

見越のイメージ

 

(費用・収益の)繰延

すでに発生している費用・収益の計上を、次期に先送りすること。
なお、次期の期首を迎えたら、再振替仕訳を行う。

繰延のイメージ

 

(費用・収益の)見越・繰延が発生する項目

見越が発生する項目

未収収益・・・
提供した役務に対して、代金が支払われていないもの

未払費用・・・
提供をうけた役務に対して、代金が支払われていないもの

繰延が発生する項目

前受収益・・・
役務を提供していない状態で代金が支払われているもの

前払費用・・・
役務の提供を受ける前に代金が支払われているもの

(費用・収益の)見越・繰延に関する仕訳

使用する勘定科目は下記のとおりである。

※1 ○○には収益の勘定が入る。
※2 △△には費用の勘定が入る。

例題をもとに仕訳を見ていこう。
なお、会計期間は1月1日から12月31日である。

例1 10月1日~来年3月31日までの手数料¥6,000を来年4月1日に受け取ることとなっている。手数料の経過分を次期に繰り延べる。

・決算整理仕訳

(借方)未収手数料 3,000  

(貸方) 受取手数料 3,000
  

・再振替仕訳

(借方)受取手数料 3,000  

(貸方)未収手数料 3,000

1か月当たりの手数料
¥6,000÷6か月=¥1,000

経過分
¥1,000×3か月=¥3,000

例2 受取家賃¥120,000は、10月1日に向こう6か月分を受け取ったものである。家賃の未経過分を次期に繰り延べる。

・決算整理仕訳

(借方)受取家賃 60,000

(貸方)前受家賃 60,000
 

・再振替仕訳

(借方)前受家賃 60,000

(貸方)受取家賃 60,000

1か月当たりの家賃 
¥120,000÷6か月=¥20,000

未経過分
¥20,000×3か月=¥60,000

例3 備品に対する保険料¥12,000は4月1日に向こう1年分を支払ったものであるため、保険料の未経過分を次期に繰り延べる。

・決算整理仕訳

(借方) 前払保険料 3,000

(貸方)支払保険料 3,000
 

・再振替仕訳

(借方)支払保険料 3,000

(貸方)前払保険料 3,000

1か月当たりの保険料
¥12,000÷12か月=¥1,000

未経過分
¥ 1,000×3か月=¥3,000

例4  借入金¥30,000は10月1日より6か月間借り入れたものである。返済は利息¥1,200とともに一括で行う。利息の経過分を次期に繰り延べる。

・決算整理仕訳

(借方)支払利息 600

(貸方)未払利息 600
 

・再振替仕訳

(借方)未払利息 600

(貸方)支払利息 600

1か月当たりの利息
¥1,200÷6か月=¥200

経過分
¥200×3か月=¥600

決算整理仕訳のうち、費用と収益の見越・繰延について、執筆していきます。

 

以上、決算整理仕訳のうち、費用と収益の見越・繰延について、執筆いたしました。

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