3級商業簿記 3.1.7 決算(個人商店) まとめ(8桁精算表・貸借対照表・損益計算書の作成)

みなさん、こんばんは。

本日は、実際に出題される決算の問題について、執筆していきます。

内容は、8桁精算表の作成、損益計算書・貸借対照表の作成です。

精算表、貸借対照表・損益計算書の作成

次の決算整理事項等をもとに、精算表と貸借対照表・損益計算書を作成しよう。

解答前の精算表・損益計算書・貸借対照表

  

 

1 売掛金¥300,000を小切手にて受け取り回収したが、未記帳であった。

(借方) 現金 300,000

  (貸方) 売掛金 300,000

2 期末商品の有高は¥150,000であった。

(借方) 仕入   100,000

    繰越商品  150,000

 (貸方) 繰越商品 100,000

     仕入   150,000

※ 青色:期首商品の繰り入れ

  赤色:期末商品の繰り越し

3 売上債権に対して2%の貸倒引当金を差額補充法にて設定する。

(借方)貸倒引当金繰入 5,400

 (貸方)貸倒引当金 5,400

※¥5,400=
(受取手形¥150,000+電子記録債権¥120,000)×2%ー貸倒引当金残高¥0

4 備品の減価償却を下記の条件に基づき行う。

耐用年数残存価額記帳法
5年ゼロ間接法

(借方) 減価償却費 20,000

  (貸方) 備品減価償却累計額
       20,000

※¥20,000=
(備品の価額¥100,000-残存価額¥0)÷耐用年数5年

5 支払保険料のうち¥24,000は7月1日に向こう1年分を支払ったものである。未経過分を次期に繰り延べる。

(借方) 前払保険料 12,000

  (貸方) 支払保険料 12,000

1か月あたり保険料=
¥24,000÷12か月=¥2,000

未経過月:
1月1日~6月30日 6か月

繰り延べる金額:
¥2,000×6か月=¥12,000

6 消耗品の残高は¥20,000であるため未使用分を次期に繰り延べる。

(借方)消耗品 20,000

  (貸方)消耗品費 20,000

解答例(精算表)

 

解答例(貸借対照表と損益計算書)

 

以上、決算のまとめを取り上げました。

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