3級商業簿記 1.1 簿記の基礎 簿記の目的と種類

この記事では、「簿記」とはどういったものか、「簿記」の目的・種類・記帳の違いを中心に取り上げます。

「簿記」とは何か

簿記・・・下記の事柄を、帳簿などを作成し、実現するための方法をいう。

・取引にて発生する資産・負債・純資産の増減の管理。

・一定期間内の収益・費用の記録。

一定期間:主に1か月または1年間であることが多い。

簡単に言えば、お金や物品の出入りを記録するための方法を示す。

 

なぜ「簿記」が存在するのか

「簿記」が存在する理由は下記のとおりである。

会社・個人の財政状況を明らかにする。

お金はいくらあるのか、物の価値はいくらあるのか、借りているお金はいくらあるのか…など

 

一定期間の事業活動に対する成績を明らかにする。

売り上げはいくらあるのか、かかった費用はいくらか、最終的な収益はいくらか…など

 

単式簿記と複式簿記

「簿記」には単式簿記と複式簿記 2つの方法がある。

 

単式簿記

1回の取引に対し、現金等の出入りの理由のみを項目として記帳する方法をいう。

簡単に言うと、小遣い帳や家計簿があげられる。

単式簿記では帳簿の記入が楽という利点がある。

しかし、現金等が何に変わったのか、何が現金等に変わったのかということが帳簿を見ただけではわからないという欠点がある。

複式簿記

1回の取引に対し、現金等の増減とその理由を同時に記帳する方法をいう。   

→現金等が何に変わったのか、何が現金等に変わったのかということが帳簿を見ただけでわかるようになっている。

企業等では、複式簿記が一般的である。

 

単式簿記と複式簿記 記帳方法の違い

下記の取引例をもとに見ていこう。
 
取引内容
2020/1/1 Aタクシーへタクシー代¥1,500を現金で支払った。
 1/4 購入から10年経過したパソコン¥5,000をB家電へ売却した。

上記の取引を単式簿記と複式簿記で帳簿にまとめると次ページの
ようになる。

・単式簿記

・複式簿記

 

商業簿記と工業簿記

簿記には、大きく分けて商業簿記と工業簿記の2種類がある。

商業簿記

物やサービスがそのまま売買の対象となる業種に用いられる。
例として、商品売買業を主とする業種・サービス業があげられる。

 

工業簿記

材料から手を加え、製造した製品を販売する業種に用いられる。
例として、工場があげられる。     

 

まとめ

この記事では、以下の事柄について取り上げました。

・「簿記」は、お金や物品の出入りを記録するものである

・「簿記」の目的として、企業等の活動による成績と財政状況を把握することである。

・単式簿記と複式簿記の特徴として、単式簿記は記帳が単純であるが、取引の詳細がわからない。
複式簿記は、記帳は複雑になるが、取引の詳細が詳しくわかる。

・商業簿記と工業簿記の違いについて、商業簿記は商品を販売する取引を中心に採用される。
一方、工業簿記はものづくりを行う工場などを中心に採用される。

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