本日は、固定資産の分割購入について、執筆していきます。
分割購入とは
分割購入
固定資産を購入する際、代金の支払いを分けること。
分割購入の目的
一度に支払う金額を少なくするため。
言い換えると、一度に多くの資金が流出することを防ぐためである。
分割購入に関する仕訳
例題をもとに仕訳を見ていこう。
例1:営業用の自動車¥1,000,000を購入し、代金は5回分の約束手形を振り出して支払った。
※約束手形1回あたりの金額:¥205,000
(借方)車両 1,000,000
前払利息 25,000
(貸方)支払手形 1,025,000
手形の金額¥1,025,000と備品¥1,000,000の差額
→利息として処理する。
また、手形を振り出す際に利息を前払しているため、前払利息にて処理する。
例2 例1で振り出した約束手形1枚目の支払日が到来し、振りだされた。
(借方)支払手形 205,000
支払利息 5,000
(貸方)当座預金 205,000
前払利息 5,000
1枚目の手形代金支払いの処理を行う。
→支払手形の減少として処理する。
なお、手形代金¥205,000のうち¥5,000は利息分である。
→¥5,000は前払利息から支払利息へ振り替える。
以上、固定資産の分割購入について取り上げました。
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